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卒業生からのお便り

アルゼンチン ブエノス・アイレス州 マルコス・パス市からのお便り

2011.09.08

日本の皆さんへ

2011年5月1日

 皆さん、今日はあれから1ヶ月半余、世界中を驚愕の坩堝に巻き込んだ今回の地震、津波、そして原発の問題。ただ、ただ、どうしようもなく見守っていました。

 本来ならもっと早くお見舞状を、と思っていましたのに、どうしたらいいのか、どんな慰めの言葉を書いてよいのやら、筆不精に徹している私には何も手につかず、ただ祖国の現状を嘆いていました。NHKや当地のニュース等を通し、徐々に回復の兆しも見られるようですが、これからもまだまだ大変だと思います。しかし日本人独特の気丈さで、この困難を乗り越えられることと信じています。

 アルゼンチンでは災害のあった10日後にブエノス・アイレス市の中心地で、日系人をはじめアルゼンチン人も集まって、日本のためにお祈りをしました。教会の司教様の祈り、黙祷、頑張れ等と叫んで両手を掲げたり、その時は本当に涙が溢れて・・・。日の丸を泣きながら振っている人、大きな折鶴を持っているグループ。当地の人もよくやってくれました。

 現在もさまざまな所(各地の日本人会、県人会、日経団体連合会、各スポーツ団体等)で、いろいろな家ベントを通して寄付金も募られております。4月17日には、日経団体とブエノス・アイレス主催、各国共催ですばらしい大集会がありました。日本の出し物は、琉球太鼓、日本舞踊、柔道、空手等だったのですが、大通りを通行止めにして行われました。

 あの全てを失った人々が、食べ物や着る物にも事欠く極限状態にあっても、お互いに助け合い、支え合っている日本人の姿が大きく報道されました。パニックに陥ることなく互助の精神を持って、避難所生活を送る日本人の国民性に、こちらでも大きな賞賛の声が上がっております。

 どうぞ皆さん、これからもいろいろな問題が出てくるかもしれませんが、持ち前の頑張りの聖心を持って進んでください。いつかは道も開けてくると信じます。

さようなら

付記:
私はアルゼンチンに住んで40年以上。それだけに祖国の惨状に涙しています。
わが祖国、立ち上がれ。
私たちは、皆さんの心と同じです。頑張ってください。

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